NO.120
2013年1月 『もしかして更年期障害?』
    東成区医師会理事 津久井 幾奴子
 
 もし貴方が40代から60代の女性で、イライラ・抑うつ・不安・意欲が起きない・疲れ易い・怒りっぽい・冷え・のぼせ・汗をよくかく・めまい・肩こり・頭痛・動悸があれば、更年期障害の可能性があります。大抵の人が何かにあてはまるのではないでしょうか。
 でも、もし更年期障害のみならあわてる必要はありません。一時的な自律神経の調節異常が元で、数年で治まることが多いからです
 ただ、大切な事は、他に器質的な病気が無いか除外する事です。
① 更年期障害かなと思ったら、まず他の病気が無いか確かめる。
 婦人科以外の内科・耳鼻科・整形外科・精神科等あてはまる可能性の科を受診し、他に病気が無いか調べます。年齢的に生活習慣病や悪性腫瘍の心配が増える時期だからです。女性の一生は長いです。ここで自分を見直すことも大切です。
② 少しでも症状があれば、治療が必要か?
 女性はこの年代に入ると何らかの心身の不調を自覚される方が多いと思います。しかし、他に病気が無くてこれらの症状とつきあって行けそうなら必ずしもすぐに治療する必要は無いでしょう。
 でも、辛いと感じられた方は医療機関で相談を。あなたのわがままではありません。身体はホルモン環境の急速な変動と戦っているのですから。我慢しないで。辛かったら相談を。治療には、ホルモン薬・向精神薬・漢方薬等があり、個々の方に合う治療を選びます。
 投薬を受けなくても、医療従事者と話し合う事で不安が和らぐ事もあるでしょう。
 具体的な治療については、次の機会に触れたいと思います。