NO.161
2016年7月 『脳卒中は予防できる病気です』
    東成区医師会 理事 谷口 博克
 
日本の脳卒中患者さんは増え続けています。
脳卒中予防十ヶ条をお示しします。
 

①手始めに 高血圧から治しましょう。

  • 血圧が高いほど、脳卒中の危険性は高まります。
  • 家庭でも血圧を正しく測りましょう。
 
②糖尿病 放っておいたら 悔い残る。
  • 糖尿病患者さんは、脳卒中や心臓病になる危険性が3倍以上です。
  • 糖尿病では、血圧や脂質の管理も重要です。
 
③不整脈 見つかり次第 すぐ受診。
  • 心房細動のある人は、ない人に比べて3~5倍脳梗塞になりやすい。
  • 心房細動になっても、脳梗塞を予防する方法があります。抗凝固薬を内服しましょう。
 
④予防には タバコを止める 意志を持て
  • タバコを吸う人は脳卒中を起こしやすくなります。
  • 禁煙をすると脳卒中の危険性は、非喫煙者レベルまで低下します。
    脳卒中予防のために禁煙しましょう。
 
⑤アルコール 控えめは薬 過ぎれば毒
  • 飲みすぎると、脳卒中になりやすくなります。お酒は飲みすぎないよう注意しましょう。
 
⑥高すぎる コレステロールも 見逃すな
  • コレステロール値が高いほど、脳梗塞を起こす危険性は高まります。
  • 悪玉(LDL)コレステロールを下げるほど、脳卒中が起こりにくくなります。
 
⑦お食事の 塩分・脂肪 控えめに
  • 食塩を多くとる人ほど、脳卒中になりやすくなります。
  • 塩分のとりすぎは高血圧、脳卒中のもとです。
  • 食生活に気をつけて、コレステロールを減らしましょう。
 
⑧体力に 合った運動 続けよう
  • 適度な運動は生活習慣病を改善させ、脳卒中の予防につながります。
  • 歩くことから始めましょう。
 
⑨万病の 引き金になる 太りすぎ
  • 太りすぎると、脳梗塞の危険性が大きくなります。
  • 肥満は様々な生活習慣病の原因です。食生活や運動不足を見直して、減量を目指しましょう。
 
⑩脳卒中 起きたらすぐに 病院へ
  • 脳卒中では、時期や病状にあわせて、投薬療法や手術、リハビリテーションが行われます。
  • 脳卒中を疑ったら、すぐに専門的病院で治療を受けてください。脳梗塞の最新の治療後遺症を減らします。
  • リハビリテーションは、後遺症を最小限にするためにもなるべく早期から行うことが重要です。
 
以上脳卒中予防十ヶ条を守って脳卒中にならないように努力しましょう。