NO.163
2016年10月 『ピロリ菌て知っていますか?』
    東成区医師会 理事 曽我部 豊志
 
 正式には、ヘリコバクター・ピロリ菌といいます。
 胃に住みついて、胃炎、胃潰瘍などの炎症を起こすほか、最近は、胃がんの原因の一つと考えられています。日本人の成人の 6~7 割の人に住みついているといわれています。10 歳代では、2 割程度といわれています。
 原因は、経口感染とか考えられていて、ピロリ菌は土中に生息しているので、井戸水、川の水など飲んでしまうことなどで胃の中に感染すると考えられています。母親が、子供に口移しで食べ物をあげることでうつることがあります。胃が弱いといわれていたら、一度胃のピロリ菌の有無を調べてみましょう。
 検査は、一度、胃カメラの検査を受けることが必須で、その時にピロリ菌の検査を行います。ピロリ菌がいるとわかっても、怖いことはありません。1 週間の間だけ朝・夕の 2 回、 3 種類の薬をのむだけです。もちろん、健康保険の適応です。その後、4 週間後に、再度ピ ロリ菌の検査をして、除菌できたかどうかを調べます。いちどピロリ菌の除菌ができれば、将来にわたり、再びピロリ菌が生えることはありません。
 ピロリ菌の心配な方は、胃腸科の先生に相談してみて下さい。