NO.180

2018年3月 『花粉症〜アレルギー性鼻炎』
    東成区医師会理事 柳 英博
 

 今年も春の花粉症の季節になりました。毎年、花粉症(主に、スギやヒノキ)に悩まされる方には、何とも憂僻な季節ですね。
 70年代初めまでは花粉症という言葉さえなく、春季カタル(春の風邪)とも呼ばれていました。(当時は花粉によるアレルギーとは考えられていませんでした。)
 70年代後半から花粉症として認識され、80年代からは患者さんが急増し、近年は、国民の約30%を上回る花粉症患者さんがいると推定されていて、国民病とまで言われています。
 数年に一度の犬飛散が定期的にあり、昨年がその当たり年の予想でしたが、実際はあまり飛びませんでした。
 近畿地方では3月のスギ花粉飛散に続き、4月にピークを迎えるヒノキ花粉が猛威をふるうこともあり5月のゴールデンウイークまでは気が抜けません。
 今年の花粉飛散予報は昨年より多く、例年より少し多めの予想です。
 治療法は薬物、レーザー、舌下免疫療法や外科治療と多岐に及びますが、花粉飛散が始まってしまえば、やはり薬物療法になります。(レーザー治療、舌下免疫療法、外科治療は花粉飛散時期前に治療をすませないといけない治療になります。)
 花粉の飛散時期には、花粉症用のマスクや特に眼のかゆみがひどい方はゴーグル装着し、(約90%ほど結膜に入る花粉をブロックします。)コンタクトを使用している方はできるだけ、眼鏡に変えることが望ましいと思います。
 (コンタクトに付着した花粉が洗浄しても取れずに使用することで結膜炎を悪化させます。)
 特に、症状が軽いうち、可能であれば症状がほぽない状態か花粉飛散前に薬物治療を始めると、飛散期間中の症状がかなり楽になり日常生活に支障を及ばせずにすみますので、お心当たりの方は近隣の耳鼻科の先生にご相談されてはいかがでしょうか?