NO.185

2018年8月 『熱中症に注意しましょう』
    東成区医師会理事 福川 隆
 

外で長時間いると、昔は熱射病になるので帽子をかぶるとか、日傘を使うようにと言われたものですが、最近では熱中症に注意しなさいといつの間にか言葉が変わったように思います。熱に中る(あたる)ので熱中症という言葉が生まれたのです。屋外での出来事によって、症状悪化していましたが、今では室内にいての病気になりやすいのが特徴で、高温多湿な環境に、身体が適応できなくなるために生じる様々な症状の総称です。

 熱中症の症状としては、軽度からでは、めまい、顔のほてり、筋肉痛、筋肉のけいれん(こむら返り)、体のだるさ、吐き気、汗のかきかたがおかしい(ふいてもふいても汗が出る)、体温が高い、まっすぐに歩けない、ひどくなると呼びかけに反応しなくなるなどがあります。

 予防には、暑さに負けない体つくりをする(水分とかスポーツドリンクなどをこまめにとる、塩分をとる、コップ一杯の白湯に梅干し一個をつぶして飲むなどに努める)、日常生活の中で暑さに対する工夫をする(エアコンで室内を涼しくする、日差しを遮る、打ち水をするとか、通気性の良い衣服を着る)、暑さから身を守るように努める(外出時は飲み物を持ち歩く、休憩をこまめにする)などがあります。

 熱中症患者を診たときの応急処置としては、まず、涼しいところに移動する、服を脱がして体温を下げる、塩分水分補給をするなどですが、それでも改善しないときは、近くの医院へ連れて行く、または救急車を呼びましょう。