NO.32
2005年8月 『禁煙をして、ブレスロレーの健康習慣を守りましょう』
    東成区医師会理事 中村正廣

健康は、毎日を不安なく、体調は良好と感じながら気力みなぎる生活を送るために必要な体と心の下着のようなものです。ところで、私たちの3大死亡原因は、癌、そして脳と心血管の病気によるものですが、少し前まではこれらの病気を代表して成人病と言っていました。しかし、最近の子供にも認められ、英語訳にすると性病ともなるので、現在は、生活習慣病と言葉を変えています(私は性格習慣病と言って、性格が病気を長引かせていますので、なかなか治るものではないと思いますが)。それらの死亡原因となる病気の元になっていますタバコの害は、あらゆる癌のトリガー(引き金)であり、心筋梗塞や脳梗塞、脳出血の元疾患である高血圧、高脂血症、糖尿病などを悪くします。一方、これらの病気は、遺伝子が関与していることはもちろんですが、特に寝たきりの大きな原因になる脳・心血管疾患のほとんどが、この生活習慣病によって起きるのです。さて、「生活習慣病は治せますか?」とよく聞かれますが「私は、治せないものです」と、言っています。では、どうすればよいのでしょうか? 症状が出ない生活習慣病の知識を正しく持ち、「かかりつけ医」と協力し合って自分の生活を見直し、どうすれば体や心によい習慣をもてるのかを知って、その習慣を絶対に守る決意をすることです。そこで、生活習慣病のもっとも有名な調査があります。1973年に米国カルフォルニア大学の教授でブレスロー博士は、生活習慣病にかからない生活習慣を知るために、住民7000人を対象に様々の生活習慣、主として身体的健康度(生涯に亘って疾病、症状、バイタリティーの有無について)との関係を調査しました。そして、以下の7の健康習慣を実践している人ほど、病気にかかりにくく、寿命が長いことを言っています。すなわち、

1. 適正な睡眠時間を確保する。

2. 喫煙をしない

3. 適正な体重を維持する

4. 過度の飲酒をしない

5. 定期的にかなりの運動をする

6. 毎日朝食をとる

7. 間食をしない

皆さんは、このうちいくつまで実践されています?