NO.95
2010年11月 『よりよい在宅療養を送る為に』
    東成区医師会理事 上原 泰夫
 
近年、急性期病院での入院期間が平均約2週間前後になっていることもあり、慢性期の患者さんは、療養型病床や介護施設あるいは在宅療養へと移行せざるを得なくなっています。
 まず大切なことは、何でも相談できる、かかりつけ医を持つことです。大病院にかかる際にも、必ずかかりつけ医に紹介状をもらってください。そうすれば、在宅療養に移行する場合にも、病院主治医とかかりつけ医との間の情報交換もうまくいきます。最近、普段診療していない患者さんを病院側から在宅療養の逆紹介をされることがあります。在宅療養は医師側 にもかなりの負担になります。普段診療している患者さんの場合はいろんな状況が分かっている場合が多いので助かりますが、そうでない場合は、信頼関係をまず構築する必要があるので非常に大変です。是非、かかりつけ医を持っていただきたいと思います。
 ケアマネージャー(以下、ケアマネ)を上手に使うことも必要です。ケアマネはいろいろプランを立ててくれますが、遠慮せずに皆さんの希望を伝えることです。先生は誰々先生、訪問看護師は、どこどこ訪問看護ステーション、ヘルパーは何々ヘルパーステーションにしてくださいと、リクエストしても全く問題ありません。
 私たちかかりつけ医のパートナーとなる訪問看護師は、訪問看護ステーションから派遣されることになります。東成区内にも数か所の訪問看護ステーションがあり、24時間対応してくれる所もあります。病院に入院しているときと同じように、医師と看護師が皆さんの在宅療養の手助けをすることができます。東成区医師会も医師会立訪問看護ステーションを運営しておりますので、是非、ご利用ください。
 在宅療養は大変ですが、以上の点を参考にしていただければ、と思います。